代理出産を支える代理母 (インドの代理出産事情シリーズ Vol.3)

今日は「インドの代理出産事情シリーズ」第3回。
インドの代理母の実情です。

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代理出産にはもちろん、その字の如く、誰かが代理で出産することなのですが、インドにおいて、その代理人である代理母はどのような方になって頂くのでしょうか?

インドにはカースト制度としての文化がまだハッキリ残っています。
そのカーストでいう中から下の階層辺りの方々が代理母に多く志願されているようです。

インドの代理母で一般的に言われる特徴は、アメリカの代理母と比べて、とても健康体であることです。
アメリカでは代理母においても若い頃に、タバコやドラッグを吸引している可能性が大で、飲酒も当然です。
一方インドの代理母は、幸か不幸かインドで女性が飲酒、タバコ、ましてやドラッグをすることは社会的に許されていない空気があり、そういった出産によくないものを摂取していません。
ですから、アメリカ人の代理出産依頼者の方々も、「その部分でとても安心できる」とよく言われています。

そして代理母になるには、厳しい健康診断にパスするだけではなく、最低1人の子供を産んでいることも大切な条件となってきます。
さらに旦那さんの同意書も必要になります。

アメリカでもインドでも、高額な謝礼金を得るために代理母になられることがほとんどですが、インドではよりビジネスライクであり、一般的には依頼者ご夫婦と代理母との関係はより薄い傾向にあります。

例えばアメリカの代理母にお願いする場合、日本人向けエージェンシーを通しますと、何度か代理母と会う機会が設けられ、一緒にランチを食べたりすることがあります。
一方インドでは、代理母とは1度お会いするだけというケースも多くあります。
これらは互いに良い点、悪い点がありますが、どちらが良いかはその当事者次第です。
ただどちらのケースにおいても、代理母に感謝する心は絶対に忘れてはならないと、私はいつも思っています。

次回の「インドの代理出産事情シリーズ」は、インドの代理出産の現状をより深く伝えようかと思っています。

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