凍結受精卵という選択肢

以前に記事で書きましたが、卵子の生殖力は女性の年齢が35歳前後から急激に低下いたします。

記事:何歳まで子供が産める? 出生率と年齢の関係

そのためお子様を望まれる場合は、年齢が若いほど出産率が高くなり、流産の確率、染色体異常の確率などを低くなりますので、早めの家族計画を推奨しています。

ですが病気や家庭の事情などにより、将来的に子供が欲しいのに今どうしても無理な場合、凍結受精卵(凍結胚とも言います)という方法があるんです。

embryo-freezing upright

凍結受精卵とはその名の通り、受精卵を液体窒素で凍結し、半永久的に保存を可能にするものです。
この技術を用いれば、その後歳をとっても若い頃の生殖力をもった卵子(受精卵)を使うことも可能ですし、もし奥様がその後卵巣を摘出するようなことがあったとしても、ご自身の受精卵でその後妊娠することも可能になります。

弊社の代理出産プログラムにおいても凍結受精卵を用いての代理出産は可能です。

受精卵の凍結費用は病院にもよりますが、日本では大体2万円~5万円になります。(IVFの費用は除く)。また受精卵は半永久的に保存はできますが、病院によっては最大2年しか保存しないなどの規定がある場合もあります。

受精卵は「凍結」および「融解」の際にダメージを受けることがありましたが、最近は技術が進化し、凍結受精卵を使用しての出生率も高くなってきています。

こういう方法もあるのだと頭の片隅に置いておくのも良いかも知れませんね!

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