NANOに隠れた素敵なお話
週末ということで、今日の記事はまたちょっとした雑談です。
先日インドに訪れた際に、インドのタタモーターズが販売している今話題のNANOに触れてきました。
この車は20万円という破格で売り出しているのが話題なのですが、いざ触れてみると内装もそんなに悪くはありません。
運転席に座ってみて思ったことが、昔のマーチに似ているのではないかと感じました。
20万円とは思えない質だと正直思いました。
実はこの車が産まれたことに関してとても素敵なお話があるのです。
タタモーターズの社長がインドの街を走っていた際に、家族4人(父親と母親と子供2人)が一台のバイクに乗っている姿を頻繁にみかけていました。
その際、「これはとても危ない!この家族達に、どうかバイクと同じ値段で車が提供できないだろうか」と思い、造られたのがこの車なのです。
とても素敵ではないですか?
この車が存在することで、多くの家族が車でお出かけすることを可能にするのです。
日本にも昔、こういった憧れがありました。
お父さんが家族と車で出かけたいと夢み、購入するために一生懸命働いていたのです。
そう考えると、車は家族が一緒に幸福を味わえる大切なツールなのかも知れません。
高級車も良いですが、安い車の方が多くの人を幸せにするのだなと思いました。