「代理出産のメリットは?」
「代理出産のデメリットは?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を

・代理出産のメリット
・代理出産のデメリット
・代理出産を行う際に注意するポイント

の順番に解説していきます。

代理出産を行うことを検討している人で、代理出産のメリットとデメリットを知りたい人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

代理出産とは?

代理出産とは、子宮の病気や子宮摘出などで、自ら妊娠・出産ができない方のために、第三者が代わりに妊娠・出産を行うことを言います。

代理出産では、体外受精で夫の精子と妻の卵子を受精させ、代理母の子宮に受精卵を移植します。

自らの体で着床・妊娠・出産ができない事情がある方にとって、受精卵を代理母に託し出産してもらうことが、現時点では自分の遺伝子を継承したお子様を迎える唯一の方法です。

このため、代理出産は、海外では不妊治療の一つの手段として捉えられています。

下記では、代理出産の方法や費用などについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:代理出産プログラム|法律や費用、メリット、海外での進め方を紹介

代理出産のメリットは?

代理出産により得られるメリットとして、以下の3点が挙げられます。

妊娠ができない夫婦でも子供を授かることができる

身体的理由等で妊娠ができない夫婦でも子供を授かることができることが、代理出産の最大のメリットと言えるでしょう。

現代の科学技術では、胎児を受精卵から育てられる環境は人間の胎内しかありません。

医学的に妊娠の継続や出産が困難である女性にとって、代理母の力を借りることが現時点で自身の遺伝子を引き継いだお子様を迎える唯一の方法と言えます。

成功率が高い

代理出産は、子供の出産に至る成功率が高いことも大きなメリットです。

代理出産では、受精卵を若く健康な代理母に移植しますが、その成功率には受精卵の質が大きく影響します。

また、若く健康的な代理母に子宮内膜の状態を万全に整えたうえで移植するため、卵巣機能等の問題で着床が阻害されるリスクが低いです。

さらに、妊娠後も、疾患や妊娠合併症により母体環境が悪化するリスクを抑えられます。

このように代理出産では、少ない試行回数で子供を迎えられるでしょう。

代理出産のデメリットは?

代理出産のデメリットには以下のことがあります。

倫理的な問題

代理出産では、妊娠・出産に関わる心身リスクを第三者(代理母)が負うため、この事に対して、「女性の体を出産のための道具にしている」「宗教上の問題がある」と捉える方も中にはいらっしゃいます。

一方、2020年12月に制定された「親子関係に関する民法の特例法」に伴い、代理出産の在り方については、今後法整備されていくと明文化されたため、少しずつ世間の理解も進んで行くことが期待されます。

代理出産エージェントのメディブリッジでは、クライアント様が抱かれるであろう治療法への不安や疑問に対して、スタッフ一人ひとりがしっかりとサポートさせていただきます。

また、日本不妊カウンセリング学会の資格を持つスタッフも複数名在籍していますので、お気軽にご相談ください。

費用が高額となる

現状、倫理上の問題から日本産科婦人科学会より国内での代理出産治療が認められていないため、代理出産は、基本的に海外で行う必要があります。

経済水準が高いアメリカでの相場は、約2,000~2,500万円と非常に高額です。

メディブリッジでは、「一人でも多くの方を幸せにしたい」という思いのもと、安全な国であることはもちろん、一定水準以上の高い医療技術を持ちながら物価が安く、医療費が抑えられる国、さらには代理出産に対する法整備がなされている国として、東ヨーロッパの「ウクライナ」「ジョージア」などにて代理出産プログラムを行っております。

また、中でも経験豊富な有能ドクターの在籍する高度医療施設と提携し、クライアント様が医療面・金銭面共に不安なくお受けいただける代理出産プログラムをご提供しております。

下記では、代理出産の費用について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:代理出産に必要な費用やその内訳について詳しく紹介

子供の福祉の問題

代理出産は、「生まれた子の法的な立場が安定していない」というデメリットがあります。

現在、民法上、分娩者を母としているため、ご夫妻の卵子・精子を利用した受精卵から出生されたお子様であっても、そのままではご夫婦の戸籍に「実子」として入ることができない問題が存在します。

参考:生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律

また、万が一、代理母が出生した子を受け渡さない、または、出生した子に何らかの問題があるなどの理由で依頼者が引き取らない場合、その後の子供の生活環境が著しく不安定になったり、精神発達に支障をきたしたりすることも推定されます。

さらに、現状生まれた子の「出自を知る権利」についても定められていないため、ご夫婦であらかじめよく話し合っておく必要があるでしょう。

メディブリッジでは、代理母が出生した子を受け渡さないという状況が発生しないように現地の代理母と契約を交わしています。

また、依頼者が引き取らない場合についても、弊社の契約内で適切に規定されており、そのようなリスクを防ぐ仕組みを整えています。

メディブリッジは、アジア初の代理出産エージェントとして、医師・弁護士など様々な専門家とも協力しながら、これまで数多くの日本人クライアント様のサポートを行って参りました。

豊富な経験とサポート実績がありますので、円滑なプログラム進行はもちろん、複雑な法的手続きについても心配ありません。

お気軽にご相談ください。

代理出産を行う際に注意するポイント

代理出産を行う際に注意するポイントを5つに分けて解説します。

法的な注意点

代理出産は、日本では法的に認められていないため、国外での代理出産を検討する必要があります。

国によって法律や規制は異なるため、出生後の子供の国籍や親権の取扱いに関して注意しましょう。

日本国内における現行の法律では、母子関係は妊娠・出産の事実から発生するとされており、何も手続きを取らない場合、生まれてくる子供の母親は代理母となることに注意が必要です。

「胎児認知」の手続きにより、夫と生まれる子供の間に法的な親子関係を構築し、「特別養子縁組」を行うことで、子供の法律上の母親を代理母から依頼者の妻に変更し、子供を依頼者夫婦の戸籍に加えることができます。

参考:民法 | e-Gov法令検索

倫理的な注意点

代理出産について、倫理的な観点から注意したいことは、生まれてくるお子様、代理母の身体的・精神的安全が保たれるよう最善を尽くすということです。

代理出産によって、お子様や代理母をはじめとした関係者が不利益を受けないためには、まずは代理母として適切な人物を選ぶことが大切です。

代理出産について深く理解し、出産に至るまで自身の健康を管理する意識の高い代理母を選ぶことが重要です。

このような代理母を選定することで、代理母自身と生まれてくるお子様の健康と尊厳を守ることに繋がります。

メディブリッジでは、自分で出産できない事情を抱える夫婦を支援するため、代理出産を引き受けることに責任感と誇りを感じる方のみを代理母とさせていただいています。

心理的な注意点

代理出産の際には、生まれてくるお子様に及ぼす可能性のある心理的影響を事前に理解し、お子様への情報開示の方法についても前もって検討しておくことが望ましいです。

代理出産では、奥様の卵子と旦那様の精子による受精卵を代理母に移植するため、お子様は依頼者ご夫婦の遺伝子を引き継ぎます。

卵子提供や提供精子による受精の場合に比べると、お子様のアイデンティティーが複雑になる問題は少ないと言えますが、自分を出産したのが母以外の女性であったと知ったとき、代理母の存在が気になったり、自分の出自が他の人とは違うことをネガティブに捉えてしまう可能性はあります。

出産後に代理母との関係をどうすべきか、お子様に情報を開示すべきかに明確な答えはありません。

どのような選択をする場合も、ご夫婦でよく相談し、あらかじめ方針を決めておくことが大切です。

参考:「僕、おばあちゃんから生まれたんだ」―― 「代理母出産」とはなにか – Yahoo!ニュース

医学的な注意点

代理母には年齢が若く、健康な方が選ばれていますが、妊娠・出産は完全に経過が予見できるものではない以上、医学的なリスクは伴います。

代理出産の場合にも、通常の妊娠と同様に、妊娠合併症などに留意する必要があります。

代理母の健康状態を定期的に確認し、妊娠中の適切な医療ケアを受けるようにすることが必要です。

代理母と胎児の健康を守るために、事前に検査をし、健康状態を確認する必要があります。

参考:医の倫理の基礎知識【生殖医療】|日本医師会

財務的な注意点

代理出産には高額な費用がかかります。

海外の提携クリニック、治療費、代理母への支払い、法的費用など、代理出産には多くの方や拠点が関わるため、経費の項目も多岐にわたります。

それぞれの経費がはっきりしないままに予算を見積もると、最終的にかかる金額が予想より大幅に高額となるおそれもあるため、すべての費用を事前に明確にしておく必要があります。

メディブリッジでは、各項目にかかる費用の目安を詳しく説明しています。

ご夫婦の状況によりかかる費用は異なるため、面談時に個別のケースに応じた具体的な内容をお話しさせていただきます。

代理出産ならメディブリッジへ

本記事では、代理出産のメリット、デメリット、代理出産の際に注意するポイントについて解説しました。

代理出産は、身体上の理由などでご自身での妊娠・出産が困難な方がお子様を授かれる画期的な治療法です。

しかし、依頼者ご夫婦の負担、代理母への健康リスク、お子様への説明など、代理出産にはさまざまな注意点があります。

法律、社会的な面で議論中の内容もあり、それをデメリットと感じる方もいるでしょう。

代理出産は、お子様を授かりたいご夫婦にとって大変有効な手段ですが、綿密な準備が必要です。

メリットとデメリットを事前にできるだけ把握した上で、意思決定できると良いでしょう。

メディブリッジでは、不妊治療カウンセラーの資格を持ったスタッフが多数在籍しております。

代理出産のメリット・デメリットはもちろん、それぞれのご夫婦の状況に合わせたアドバイスが可能です。

代理出産を検討されている方は、卵子提供・代理出産で13年の実績を持つメディブリッジにご相談ください。

代理出産のメリットとデメリット

代理出産のメリット

代理出産の最大のメリットは、身体上の理由などで妊娠・出産ができないご夫婦が、お子様を授かれることにあるでしょう。

代理出産では、年齢の若さや健康面での条件を満たした代理母が、奥様に代わって妊娠・出産を試みることで、成功率が高くリスクの少ない妊娠・出産が可能となります。

また、受精卵の質にも大きく依存します。採卵時の年齢が若いほど、受精卵の質が高くなり、妊娠の成功率が向上するため、よりリスクの少ない妊娠・出産が可能となります。
成功率は子宮や内膜はもちろん、大きくは受精卵に依存します。

代理出産のデメリット

一方、代理出産のデメリットとして、倫理的な問題に議論の余地があり、法的整備が進んでいない点があります。

また、妊娠・出産による身体的負担・精神的負担を第三者である代理母が負うことを問題視する意見もあります。

下記では、代理出産のメリットとデメリットや代理出産の注意ポイントについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:代理出産のメリットとデメリットは?代理出産の注意ポイントも解説