「ビタミンD」について
6月前半だというのに夏日・真夏日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?気温が急激に上昇しているのは懸念点ですが、きゅうりやみょうがなど、夏野菜が非常においしいのは嬉しいことですよね。
さて、夏至に向け日照時間が顕著に長くなっておりますが、皆様は「日焼け対策」どのようにされていますでしょうか? 春先から紫外線を気にされている方が多いと思いますが、本日は日光と非常に関連が強い「ビタミンD」についてお話させて頂きたいと思います。
ビタミンDの働きとは?
一番重要な情報は、ビタミンDの働きですね。
ビタミンDにはカルシウムの吸収を助ける作用があるため、骨や筋肉が強くなります。また、免疫機能を調整する働きがあるため、うつ病を含む、様々な疾患の予防効果があることが近年の研究で明らかになっています。また、妊娠期のビタミンD摂取量は、子どもの骨の成長のみならず、脳にも影響を与えると言われております。(https://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/40_02w7.html#:~:text=%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3D%E3%81%AE%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%AF,%E3%81%AB%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82)
そして何と!2019年にイギリスで行われた研究により、着床率・妊娠率・出生率・流産率にもビタミンDが関連していることが明らかになりました。(https://www.otsuka.co.jp/college/laboratory/05.html)
(https://reproductive-health-journal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12978-019-0769-7)
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29149263/)
生憎、ビタミンDが周産期の身体によい影響がある理由は解明されていないようなのですが(https://www.who.int/tools/elena/interventions/vitamind-supp-pregnancy)、妊活・子どもの成長に効果があるのならば、積極的に摂取していきたいですよね。
(摂取過多による影響もありますが、日本人は慢性的ビタミンD不足と言われておりますので、まずは「摂取」を考えていきたいと思います。)
どのように摂取できるのか
ビタミンの難点は、目で見えず味もない為、「どのように摂取できるのか」が明確でないところだと思います。さて、ビタミンDは魚やきのこ類、卵黄などに多く含まれます。また脂溶性なので、炒め物や揚げ物など油を使う料理でより効率的に摂取できるようになります。ただ食事から必要十分量を摂取することが難しく、ここで登場するのが「日光」でございます。ビタミンDは日光の影響を受けて、皮膚で合成されるのです。日光に当たるだけで生成されるなんて、まるで植物の光合成みたいでかっこいいですよね。
日光浴による心配事
「それでは皆さん、日光浴を始めましょう!」と申しましても、日光浴による心配事が付いてくるかと思います。メインとしては「紫外線によるシミ」と「皮膚がん」になりますかね。(近年は高すぎる気温による熱中症の危険もありますね、、、。)
シミに関しては、「曇りも日も油断せず、毎日しっかり日焼け止めを塗りましょう。」という一般的なアドバイスのみになってしまいます。ただ皮膚がんに関しては、そこまで怯える必要はないと考えます。勿論可能性としてはありますが、そもそもメラニンが白人より多い黄色人種である日本人は、日光へのバリア機能が備わっております。また南半球の高緯度地域のようなオゾン層の破壊も、日本付近では確認されておりませんので、気にしすぎることはないのかなと思います。
日光照射時間
必要量のビタミンD生成には、推奨日光照射時間がございます。季節による日照時間の影響に加え、地域差も生じます。今の時期は東京付近ですと、5分も当たれば必要量生成出来るそうです!5分でしたら継続して行えそうですよね。(冬は紫外線量が落ちますので、20分程度の日光浴が必要になります。)(関東近郊以外の方は、下記リンクを参照してくださいませ。)
(https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html)
ご自身の身体の為だけではなく、将来の赤ちゃんの為にもなる健康法って、俄然やる気が起こりますよね。適度に日光に当たり、心身ともに健やかな日々を過ごしていきましょう!
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