およそ30年凍結の受精卵から双子の赤ちゃん

こんにちは。
朝夕と寒くなっており、厚手の上着が必要な気温となってきましたね。

アメリカの女性がおよそ30年間凍結保存されていた胚を移植し、双子の元気な赤ちゃんを産んだというニュースがありました。

双子の受精卵を提供したのは匿名の夫婦で夫は50代初めで、34歳の女性ドナーの卵子を使った体外受精だった。
体外受精で使われずに残った受精卵5個が92年4月22日に凍結され、零下200度近い液体窒素のタンクに入っていた。
リッジウエー夫妻は当時「一番長く待たされている受精卵」を希望し、あとは運を天に任せたという。
受精卵は2月28日に解凍されたが、5個のうち2個は使えなかった。受精卵が解凍後も生き残る確率は80%前後とされる。
担当医は残る受精卵3個のうち、2個だけをレイチェルさんの子宮に移植するよう勧めたが、レイチェルさんの強い希望により、3月2日に3個すべてが移植された。凍結保存後に移植した受精卵から赤ちゃんが無事生まれる確率は25~40%とされ、この時に成功した2個から成長したのがリディアちゃん、ティモシーちゃんだった。
専門家らによると、凍結中の受精卵では生物学的なプロセスがほぼ停止しているため、凍結期間の長さが子どもの健康状態に影響することはないと考えられる。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35196497.html

凍結期間の長さが子供の健康状態に影響することはないと考えられると、受精卵に起因するのではないかと考えられます。
妊娠率は女性の年齢が35歳を機に下がっていきます。また、卵子の質は年齢と相関関係にあり、加齢とともに低下していきます。
今回の記事のように34歳の卵子ドナーの方の卵子を使用した受精卵であれば、およそ30年間凍結保存された胚でも妊娠・出産が可能であるとわかります。
また、凍結及び融解の際に生じる胚へのダメージを受けることがあるということを今回の記事で再認識できました。

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