エッグ・ドナーボランティアを体験して
先日、叔母が子宮がんになり子宮を全摘出してしまいました。まだ子供がおらず、多くの人々にとっては当たり前の女の幸せが実現できなくなった叔母はとても悲しそうにしていました。そんな時インターネットでたまたまメディブリッジの卵子ドナー募集の記事を見つけ、私の卵子で叔母のような人たちの助けになるのなら…と思い色々不安はありましたがドナー登録をしました。
登録して2,3ヶ月経った頃、卵子提供の依頼が来たときは正直迷ってしまいました。人の助けになりたいという気持ちと、卵子提供って本当に大丈夫なのかな?という不安があったためです。
ただ、不安で色々心配する私にメディブリッジのスタッフの方々がひとつひとつ丁寧に疑問に答えて不安を取り除いてくれ、普通の不妊治療と変わらず安全だということがわかったため卵子提供を決心することができました。
採卵の前からピルを飲んだり、通院や自己注射をしたりしましたが、病院もきれいでお医者さんもとても親切でした。注射も最初は自分でできるかなー?と不安でしたが、やってみると案外簡単で副作用などもありませんでした。
そんなこんなで採卵当日は怖いというよりもいよいよかという期待が大きく、15~20分程で手術が終わり、3時間くらいで家に帰れました。終わった直後は少しだけ下腹部がチクチクとしましたが、いつもの生理痛に比べれば全然なんともなかったです(笑)。
その後の依頼者のことを私は知ることができませんが、私の卵子が役に立ったらいいなと思います。今回卵子提供をして、実際の不妊治療の現状や知識を得ることもできたし、叔母のように妊娠、出産ができずに苦しんでいる方に少しでも貢献できたことを本当に嬉しく思っています。このような機会を与えてくださってありがとうございました。