卵子を育てるための薬
みなさんこんにちは。報道によると千葉県では昨日の台風の被害が大きかったとありましたが、みなさん影響はなかったでしょうか。
卵子提供プログラムではドナーの方より卵子の提供を受けますが、ドナーの方には排卵誘発剤を投与して採卵することになります。
排卵誘発剤にはたくさん種類がありますが、大きく分けると卵子を育てるための薬、排卵を促すための薬と分けることができます。
卵子を育てるための薬は、間接的に卵巣を刺激する薬、卵巣を直接刺激する薬と2種類に分けることができます。
間接的に卵巣を刺激する薬はクロミフェン製剤です。クロミフェンやクロミッドといった薬があります。クロミフェンは、その構造がエストロゲンに似ているので、エストロゲン受容体に結合することができます。
本来エストロゲンが受容体に結合するところ、クロミフェンが結合することで、卵胞刺激ホルモンを出さなくていいといった指示が出なくなります。要するに、排卵を抑制することを抑制します。
卵巣を直接刺激するホルモンは、ゴナドトロピン製剤です。ゴナピュール、hMGフェリング、フォリスチムなどといった薬があります。
卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)がゴナドトロピンです。これらのホルモンにより卵子が育ち、排卵後に黄体が形成されます。ゴナドトロピンで直接卵巣を刺激しますので非常に強力です。
本日は、卵子を育てるための薬を少し整理いたしましたが、次回以降、排卵を促すための薬について整理したいと思います。
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