黄体ホルモンとアンチエイジング
みなさんこんにちは。今日はペンギンの日だそうです。毎年、4月後半ごろに南極大陸で繁殖しているアデリーペンギンがよく姿を現すことから、4月25日はペンギンの日になったそうです。
前回のブログでホルモンバランスについてご紹介いたしました。ホルモンバランスの乱れる要因としてストレス、栄養不足、糖質の過剰摂取、運動不足、更年期などが考えられるといった事についてです。
ホルモンについては、こと不妊治療となると、性腺刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、卵胞ホルモン、黄体ホルモン、アンチミューラリアホルモンなどがあります。妊娠を成立させるには、どのホルモンも不可欠ですが、本日は黄体ホルモンに着目します。
黄体ホルモンはゲスターゲンとも呼ばれ、体内で強い活性を有するものはプロゲステロンのみです。したがって黄体ホルモンというとプロゲステロンのことを指します。このプロゲステロンは黄体化した卵胞から分泌されるホルモンで、卵黄が排卵後に黄体化した後に分泌されます。卵胞が排卵するには大量の黄体化ホルモンが必要ですので、黄体ホルモンは黄体化ホルモンに紐付いているわけです。そして、黄体ホルモンが十分に放出されると、子宮内膜が着床しやすい状態になるように反応するといった連鎖反応があるわけです。
黄体ホルモンが何らなの理由で十分に分泌されないと、子宮内膜がうまく反応しないといった事が起きます。これは黄体機能不全と呼ばれ、内服、パッチ、経膣等で黄体ホルモン補充して内膜の調整を進める方法をと場合があります。
このように黄体ホルモンには子宮内膜の調整をする機能が備わっていますが、実は他に以下のような機能もあるともいわれています。
・乳腺の発育
・体内水分量の保持
・食欲増進
・基礎体温の上昇
この他、眠くなったり、イライラ・憂鬱になったりもするようです。
本日、膣剤としての黄体ホルモン(クリノンジェル)の使用期限を調べていたところ、一部が期限切れとなってことが分かり、期限切れ薬剤を破棄することにしました。せっかくなのでと、使用方法の確認のため開封していたところ、黄体ホルモンが手に付くハプニングがありました。クリノンジェルは白いクリーム色をしており、ハンドクリームと見た目が変わらないこともあってか、手の甲全体に伸ばして少し放置したところ、なんと、手の甲がすべすべ、若干白くみえるといった結果になりました。びっくりです。
調べたところ、黄体ホルモンはお肌のシワ、たるみの改善することもあるようです。どうやら皮膚のコラーゲンが増えるためと考えられているようです。アンチエイジング効果といった特徴もあるようです。ちょっとしたことで意外な発見できました。
弊社メディブリッジの卵子提供プログラムでは奥様に卵子提供による受精卵を移植して出産を目指して頂きます。移植時には黄体ホルモンも使用しますが、世界的に評価が高いクリニックのプロトコルに従って内膜調整等を行いますので、成功率は高いです。
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