胚のグレードと着床前診断
卵子提供ドナーの卵巣から卵子を採卵。そして、体外授精を経て奥様の子宮に移植する。これが卵子提供プログラムで行っていることです。
プログラムでは、受精卵の中にある染色体の数と構造の異常を確認する着床前診断をご選択頂くことができます。弊社メディブリッジのプログラムは主にハワイとマレーシアで行っていますが、両国とも着床前診断の検査方法としては最新のNGS法を採っています。
NGS法では、胚盤胞まで培養された受精卵の細胞の一部を生検して培養し異常をスクリーニングしますが、多くのクライアント様は着床前診断を行うことを選択されます。ご夫妻が提供を受ける卵子は、若い女性の卵子になりますので、比較的に元気がよく、授精後に胚盤胞まで分割がすすむ受精卵が多いです。こういったことから、基本的に、移植する受精卵は胚盤胞となります。
若い女性の受精卵の多くは胚盤胞まで培養が進みますが、全て均一に分割が進むわけではなく、受精卵ごとに分割状況は異なります。たとえば、中心細胞塊の形と細胞数、外細胞層の細胞の形と数などが異なります。
この分割状況の違いにより、その評価が異なってきます。評価が高い胚がより良い胚となりますが、中心細胞塊でいうとグレードが高い順でAからCまであります。外細胞層でも同様にグレード順でAからCまであります。
このグレードとあわせ胚盤胞の中心部の胞胚腔の広がりの程度により1から6段階に分類されます。つまり、時間経過とともに、1段階目の初期胚盤胞から6段階目の孵化胚盤胞まで培養が進んでゆくわけです。胚盤胞の状態はこれらの組み合わせ表わさ、例えば、3AAや4BCといった具合です。基本的にグレード3以上、その中でも3BB以上は良好胚といわれており、移植の対象になります。
弊社メディブリッジの卵子提供プログラムでは、もちろん胚盤胞のグレードを確認して移植します。着床前診断を行うのであれば、その結果も踏まえ移植胚を選択して移植することが可能ですので、着床率と妊娠継続率はとても高いです。
卵子提供をご検討の方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。
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