子宮移植

先日、子宮移植について新聞報道がありました。報道の内容としては、慶応大学において子宮移植に関する臨床研究計画を日本産婦人学会などに提出し、その臨床研究に関して見解を求めるとしたものでした。

子宮移植

具体的な計画としては、ロキタンスキー症候群で生まれつき子宮がない女性に対して母や姉妹らの子宮を移植する。そして、拒絶反応を抑えるための薬剤を投与して凍結受精卵を移植して出産を目指す。子宮が体内にある間は拒絶反応を抑えるための薬剤投与を続け出産後に子宮を取り除くとしたものです。

子宮移植後、母体の反応を1年間経過観察した後に胚移植となる模様で、順調にうまくいったとして出産まで概ね2年を要しようです。ということは、移植を受けた女性は拒絶反応を抑えるための薬剤投与を2年間継続して続けるわけで、胎児も生まれてくるまで薬剤投与の影響を受けるということになるわけです。

この薬剤投与の胎児や子宮移植した母体に対する影響、子宮提供者に生じる手子宮摘出で生じる負担、そもそもの倫理的側面などなど様々な角度から臨床研究に関して学会で議論を行うそうです。

生まれつき子宮がなくとも血のつながった子供を授かりたいと思われている方は少なからずいます。

そういったハンディキャップを有されている方々であっても、子供を授かるという観点で、少しでも多くの選択ができる明るい社会になってほしいと切に思うわけですが、すぐに見解は出てくるとは思えません。どのような見解が出されるのかわかりませんが、移植から出産まで2年を要すわけで、過程・経緯そして結果などを十分に検証するとなるとそれなりに時間が必要なはずだからです。

欧米などの一部の国では子宮移植がとり行われ子供も生まれていますので、ぜひ患者ファーストで議論検討を進めてほしいものです。現状、日本で子宮がない女性が子どもを望むには養子を迎えるか、もしくは代理出産しか方法はありませんが、代理出産は日本では事実上行えず国外で行うしかありません。

弊社メディブリッジでは代理出産プログラムをウクライナ等においてご提供しております。北米で行う代理出産は高額ですが、費用面ではかなりご負担を減らすことが可能です。医療技術としても他国の技術と何の遜色もありません。

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