卵子ドナーになるということ
猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は卵子ドナーについてご紹介させていただきます。
いつかは結婚して子供を産みたいと願う女性は多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら全ての女性が子供を産めるわけではありません。
様々なご事情や、疾患を抱えている女性だけではなく、健康な女性でも年齢と共に妊娠しにくくなっていくからです。
現在、女性の社会進出がめざましい一方で、結婚時期の遅れ等により、妊娠を切実に希望しているにも関わらず、不妊に悩む女性は年々増えているのが事実です。
そのような人々の手助けをしているのが弊社の卵子ドナーの方々です。
■誘発と採卵について
卵子ドナー(エッグドナー)にご登録いただくと、『誘発』『採卵』という言葉をよく耳にする事になります。
自然の体の仕組みでは、毎月、排卵される卵子は1つか2つ程度です。卵巣内では、始めはもっと多くの卵胞(卵子が入っている袋)があるのですが、最終的にはその中から、たった1つか2つの卵子だけが成熟し、排卵されます。
ドナーとしてご協力いただく場合には、通常は成熟せずに消えていく卵子を、なるべくたくさん成熟させようと試みます。それを『誘発』といいます。
『採卵』はそうして育った卵を、受精に適した状態の卵を出来るだけ多く採取しようとします。
採卵は膣部分から、細い針のようなものを卵巣に刺して、卵胞内の水分ごと、卵子を吸い取る形で実施されるのが一般的です。採卵時は、痛みを伴わないよう、全身麻酔が施されます。
採卵後には、吐き気や腹痛が起きたり、お腹に水が溜まったり、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症し、入院にいたることもあります。
ドナーの方の身体的、お時間的な負担は小さくありません。
そのような思いをされるドナーの方へのレシピアントご夫妻からの感謝の気持ちは、言葉で言い尽くせないものがあるようです。「何度ありがとうと言っても足りない」「どんな言葉でも言い表せない」といった表現をされる方も多いです。
弊社メディブリッジでは、ご依頼のご夫妻とドナーの方は、互いの名前も住所も知ることはできません。ですからご夫妻のお気持ちは、私共が責任をもってドナーの方に届けています。
一方で、大きな負担に耐え、それ故に感謝されるはずのドナーの方々からも、ご依頼者のご夫妻に対する感謝の気持ちや、誰かの助けになれた事への喜びの言葉、命の大切さを知ったという厳粛な気持ちを抱いたとの体験談をいただく事が、実はとても多いのです。
【私が経験させて頂いた事が、ご依頼者さまの奇跡に繋がることができれば、それも私にとってとても尊いことです。これが、ご依頼者の方にとって良いご縁となることを心よりお祈り申し上げます。ご依頼者さま、本当にありがとうございました。】
【今回、ボランティアに参加させていただいて不妊治療の大変さや、私たちのような卵子ドナーを必要とされている方々がたくさんいることを知ることが出来ました。それ以上に、命をつなぐというボランティアに参加することが出来て、私を選んでくださった依頼されたご夫婦に本当に感謝をしています。】
弊社ではエッグドナーボランティアを募集しております。
ドナーになるには以下の条件を満たしている必要がございます。
・ 日本人国籍で短期間海外に滞在することが可能な方。
・(海外滞在にかかる費用、旅費などは弊社が負担いたします。また海外滞在時は自由時間は長く、
その間、観光など自由に時間を過ごされて構いません。
・20歳~30歳の方。
・健康な方。
・喫煙されない方。
(過去に喫煙歴のある方は、登録時にすでに禁煙されていなくてはなりません。)
卵子ドナーとして登録をご希望の方は、ぜひ弊社ウェブサイトをご覧ください。
https://www.medi-bridges.com/egg_donor_contact.html