新治療法、新たな希望となるか
こんにちは。
台風の上陸が予想されています。警戒してもし過ぎる事はありません。
オリンピック、台風と、気の休まらなかった8月もあと2日です。
さて、待ちに待ったニュースです。
ミトコンドリアで卵子活性化、新治療で2人妊娠
細胞内の小器官ミトコンドリアを使い、卵子を活性化させる新たな不妊治療を行い、2人が妊娠したと29日、大阪市の不妊治療施設グループが発表した。
実施した「HORACグランフロント大阪クリニック」の森本義晴院長によると、女性本人の卵巣から卵子の元の細胞を採取し、ミトコンドリアを抽出。体外受精の際に精子と一緒に卵子に注入した。ミトコンドリアは細胞のエネルギーを生み出すため、卵子が活性化し、妊娠・出産率向上が期待できるという。日本産科婦人科学会は臨床研究での実施を了承した。
今年2月以降、27~46歳の25人に実施した。うち6人が受精卵を移植し、27歳と33歳の女性が妊娠した。いずれも過去に系列クリニックで1回体外受精を行ったが、妊娠しなかった。1回の治療費は約250万円。
英国で、ミトコンドリア病の治療法として、ミトコンドリア移植が合法化された後、日本でも自己のミトコンドリアを発育の悪い卵子に移植することで、卵子の活性化を図り妊娠を目指す治験が承認され、注目していました。
期待して見守っていた新治療法ではありますが、不妊治療に年齢的な行き詰まりを感じる方々の目に、この結果はどう映るのでしょうか。
メディブリッジにお越しになられる方の多くは、40代です。
この先、40代での成功例が報告されるのを楽しみに待ちたいと思います。