コーディネート見習いドナー体験記④
お久しぶりです。
桜も散り、緑が多くなってくる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、いよいよ”採卵”についてお話させていただきます。
毎日自己注射をしてきたので、お腹の張りもピークに達し、靴下を履く為にかがむことも出来ず、座って行うようになりました。
※もちろん、誘発で出来る卵胞数も個人差があるので、出てくる症状も異なります。
毎日、不妊に悩むご夫婦のことを思って続けてきた自己注射もこの日で終わりです。
何個とれるんだろう?
本当に大丈夫なのだろうか?
不安でいっぱいでしたが、こんな経験は選ばれた人にしか出来ません。
ドナー登録に踏み切った自分自身に、少し誇りさえ持てました。
さぁ、いよいよ採卵です。
病院に到着し、あっという間に採卵までの準備が整いました。
採卵室に入ってからの、診察台に上った後のことはあまり記憶にありません。
目がさめると、担当スタッフの方が待っていてくれました。
その時の安堵感といったら、経験しないとわからないものだと思います。
実は、私には2度の採卵経験があります。
読んでいる人が恐くなるかもしれませんが、1度目は、採卵後に体調を崩しました。
採卵後、歩いて現地スタッフの車へ乗り、ホテルへ向かおうとしていたところ、眩暈を起こし冷汗が出てきて気持ち悪くなってしまいました。
車椅子でクリニックへ戻った事を覚えています。
その後は、現地のサポートスタッフ、Dr.のおかげで無事に帰国する事ができました。
2度目の採卵の時は、身体も心にも余裕があった為か、体調を崩すことはありませんでした。
無事に採卵が終了し、事後の検査も無事で、あとは帰国をするだけになります。
現地での出来事はあまり記載しておりませんが、現地では日本人の女性スタッフがサポートをしてくれるので、ストレスのないように過ごせます。ストレスは、卵子に悪影響ですからね。
卵子ドナーとしての経験は、大袈裟かもしれませんが私の人生を変えてくれました。
誰かのために何かをしたい。
そんな気持ちが、卵子ドナーの登録だったということだけのことでした。
卵子提供のドナーには、とても責任があります。
命を張って卵子提供をしています。
少しでも不妊に悩むご夫婦に、子どもを授かることができるように、これからも皆様をサポートさせていただきます。