漢方薬とサプリメント
こんにちは。
もうすぐホワイトデーですね、心にワクワクと期待するものがある方も多いのではないでしょうか?
さて、不妊治療を行っていると、一度は聞いた事があるであろう漢方治療。
皆様漢方というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
なんだか効きそう。苦そう? 手が出しにくい。難しそう。
改めて漢方治療と聞くと、あまり聞きなれず、イメージしづらいのではないかと思うのですが、
一般に風邪を治ための薬や、一般の薬局でも購入できる便秘薬など、身近なところに
漢方薬は存在しています。
そもそも江戸時代より前の時代、日本では中国や朝鮮から入ってきた医学にて、治療を
していたそうです。その後オランダより違った医学が入ってきたときに、それらを区別
するために「西洋医学」と「東洋医学」の2つに区分し、東洋医学の方を漢方と呼ぶように
なったそうです。
そんな漢方薬を不妊治療に用いて、良い結果が出ている方もいらっしゃいます。必ず医師の
指示のもと、漢方薬を不妊治療に取り入れていくことが大切ですが、本日はいくつか代表的な
漢方薬の種類をご紹介させて頂きます。
★当帰苛薬散(トウキシャクヤクサン)★
冷えやむくみの改善、めまいや貧血にも効果があるといわれ、体内のホルモンバランスを整え
良い状態に導いてくれます。妊娠前に生殖機能を整えることで妊娠しやすい体になる手助け
になることに加えて、妊娠後の悪阻の軽減、流産の予防などにも効果があるそうです。
★加味這遥散(カミショウヨウサン)★
冷えやめまい、動悸などに効果があることと、女性ホルモンの変動による精神不安や
月経不順等を改善することも期待できるそうです。加味這遥散は、特に神経の高ぶりを
抑え、イライラを軽減したり更年期障害にも用いられます。
★温経湯(ウンケイトウ)★
名前からイメージ出来るように、特に冷えを改善する効果があります。
下半身(女性の生殖機能)が冷え、上半身に熱を持つ(唇が乾燥する)といった状態の改善に
効き目があるようです。
漢方薬には少し手が出しづらいという方は、サプリメントから始めてみるのもよいかも
しれません。弊社クライアント様が医師から良くアドバイスを受けるサプリメントの中で、
「葉酸」と「妊婦用ビタミン」
の2つがあります。妊娠を目指す方、もしくは妊娠中の方であれば、良く聞くかもしれませんね。
即効性があるものではありませんが、いずれも簡単に購入でき、比較的継続しやすいかと
思います。
葉酸の効果については、卵子と精子が授精した後、受精卵が細胞分裂を続けいくときに必要な
酵素を助ける働きをして、正常にDNAがコピーされる様手伝う効果が期待されます。受精卵の
細胞分裂はとても大切な部分です。葉酸の摂取により、その後の着床率、妊娠率、出産率が
上がるというデータも発表されています。
薬に限らず、色々と自分に合うやり方や方法は間違いなく存在するので、
無理なく出来るものから少しづつ試していき、効果を感じられ、かつ続けやすいものを
生活に取り入れていけたらよいですね。