着床前診断
こんにちは。
最近スタッフの間で、マッサマンカレーが流行っております!
でも、誰も本場のマッサマンカレーは食べた事はありません(笑
さて、晩婚化が進み、高齢での妊娠・出産を望む方々も増えて参りました。
少子化もストップしてくれるといいですね。
加齢に伴い、精子・卵子も老いていくことはご存知でしょうか?
年齢を重ねてからの妊娠・出産に伴う流産率も増加傾向にあることは、みなさまご承知であると思います。
下記は、年齢別流産発生率です。
<年齢別流産発生率>
25歳 : 10%
30歳 : 10%
35歳 : 25%
40歳 : 40%
45歳 : 50%
卵子の老化は、流産率に密接に関係しているといわれています。
卵子だけが老化すると考えられがちですが、実は精子も老化しているのです。
卵子の老化については良く知られているので、精子の老化について少しご説明させて頂きますね。
精子老化の関連研究をまとめた文献研究によると、加齢は精子を育てるホルモンや細胞、精子そのものの数を減らし、DNA損傷精子を増やすそうです。染色体異常によるものが多い初期流産が増え、子どもの染色体異常も一部の疾患でやや増えるそうです。
毎日新しい精子が作られているからといって、その精子がいつもベストの状態とは言い切れないという事です。
そこで、流産を少しでも回避するための方法として、着床前診断があります。
着床前診断を受けることにより、受精卵の段階で染色体異常を発見することが出来ます。
着床前診断を行わずに、染色体異常の胚を子宮に戻した場合、流産する確率が上がります。
体外受精時に着床前診断を受けた場合の生児獲得率は68.0%(ESHRE PGD Consortium の長期調査)、自然妊娠と流産を繰り返した結果の最終的な累積生児獲得率は68.1%(Sugiura-Ogasawara et al.)と、ほぼ変わりませんが、流産による心身の苦痛を回避できるという意味で、着床前診断は選択肢の一つといえるでしょう。※日本産科婦人科学会の見解(引用)
弊社の卵子提供プログラムでは、着床前診断をお受けすることを推奨していおります。
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