太陽の光で妊娠率が向上
こんにちは。
弱冷房設定の室内にいると、少し暑く感じるようになってきました。
梅雨明けも近いでしょうか。
2015年6月14日から17日にポルトガルのリスボンで開かれた『ヨーロッパ生殖医学会(European Society of Human Reproduction and Embryology)』において、太陽の光を浴びる事で妊娠率が向上するという研究結果が発表され、各国で報道されています。
体外受精を試みている6000人の女性に聞き取り調査を行った結果、妊娠前に良い天候に恵まれていた女性の妊娠率は、そうでない人に比べ35%も上昇したとの事です。
良い天候として「高温」と「少雨」が挙げられ、これらは妊娠期間を通じて良い影響をもたらすとしていますが、最も密接な関連を示したのがSunchine-日照であったとの事です。
興味深いのは、良い天候との相関関係が認められたのは、体外受精による胚移植を受けた日ではなく、移植の1か月程前に身を置いた環境での天候との相関関係だという事。
日光を浴びる事で、体内のビタミンDが生成される事は知られておりますが、結果、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが豊富に分泌される。
これらの成分、およびその生成のリズムが女性の体のリズムを整え生殖機能を能を高めるのに役立っていると説明しています。
参考記事:
「日光は女性の妊娠率をアップさせる」とベルギーの研究チーム。
この夏は例年よりちょっとだけ黒くなる事を覚悟して、1日1回は太陽の光を浴びてみるのも良いのではないでしょうか。