副流煙と不妊の関係
こんにちは。
本日は気温も上がり、コートが不要な位のお天気でしたね。
不妊治療をしている方は、喫煙が卵巣機能・精子に与える悪影響を良くご存じかと思います。
少し古い記事になりますが、副流煙の影響について興味深い記事を見つけたのでご案内させて頂きます。
周囲にいる人が吸うタバコの煙である、副流煙(受動喫煙)にさらされた女性は、さらされなかった女性に比べて、体外受精での成績が低いことがアメリカで実施された試験で明らかになりました。
ミシガン大学公衆衛生学に研究チームは、1994年から2003年までボストン地域の不妊クリニックで体外受精を受けた1,909人のタバコを吸わない女性の3,270周期を対象に、副流煙にさらされた女性とさらされなかった女性の副流煙の影響を調べるために、卵胞液中のニコチンの代謝物「コチニン」の濃度と受精率や出産率の関係を分析しました。
治療成績に影響を及ぼす因子を排除した結果、受精しなかった割合は、副流煙にさらされた女性は、さらされなかった女性に比べて、52%高く、出産率は、25%低いことが分かりまた。
卵胞液中のコチニン濃度を通して測定した副流煙は、体外受精で受精率や出産率の低下に関連することが分かりました。
ご自身が喫煙されていない方でも、身近に喫煙している方がいる場合は注意が必要です。
パートナーの方はもちろん、ご家族にも禁煙に協力頂き、卵巣と精子をタバコの影響から守っていきたいですね。