卵子提供のメリットとデメリット
こんにちは。
今日は晴天で気持ちいいですね。
さて、今日は卵子提供のメリットとデメリットについて少し考えてみたいと思います。
他人の卵子を体内に移植することに関して、いろいろ心配をしている方も多くあります。日本国内での卵子提供は、様々な規制があり、若くして卵巣機能に問題があり、自己卵での妊娠が難しい方などが主な対象です。卵子の老化が原因と思われる、卵子提供による不妊治療は国内ではまだ難しい状況です。
卵子提供を受けることのメリットはなんでしょうか。不妊治療を長年行うことは、母体への負担も大きく、また精神的にもつらい状況になります。年齢とともに生殖能力の低下した卵子の代わりに、若い卵子を用いることで、長年の不妊治療でもお子様を授かることが難しいかった夫婦にも、お子様を授かるチャンスがもたらされます。また、海外での卵子提供プログラムでは着床前診断などにより、事前に流産などのリスクを低下させることができ、着床までの移植を受ける回数も少なくなるとも言われています。
では、デメリットはなんでしょう。心配していらっしゃる方は、早産や、多胎児妊娠などのことを心配していらっしゃるかもしれません。ネットで検索するとその他様々なリスクが書かれています。倫理の面もあるようです。ただ、もっとも高いリスクは、高齢出産によるものかもしれません。卵子提供を受ける方々の多くは40代以降なのです。
海外では、卵子提供や着床前診断などに関する法律や学会の方針がきちんと整備され、日本に比べ、社会全体での理解も進んでいます。ただ、海外での卵子提供をお考えの方は、しっかりしたエージェントを選ぶことが大切かと思います。日本国内でも理解あるクリニックも増えてきております。日本の体制が海外に追いつくまでにはまだ時間がかかりそうです。デメリットばかりを考えるのではなく、メリットについてももっと目を向けてみてはいかがでしょうか。