着床前診断の研究
こんにちは。
本日は桃の節句、雛祭りです。
この時期、様々なピンクの花が咲き始めますが、梅、桜、桃の花の違い、見分け方をご存知ですか?
花びらの先端が丸いのが梅。先が割れているのが桜。尖がっているのは桃とのこと。
さて、着床前診断に関するニュースを耳にしました。
流産を繰り返している女性を対象に染色体異常がない受精卵を移植し、妊娠率が向上するか3年かけて調査を行うとの事です。
着床前検査、臨床研究へ 産科婦人科学会が了承 流産2回以上対象
日本産科婦人科学会は28日、体外受精させた受精卵の染色体異常を調べる着床前スクリーニング(着床前検査)の臨床研究を正式に了承した。来年度にも開始する。流産を繰り返す女性を対象に、染色体異常がない受精卵を子宮に戻し、妊娠率が向上するかを3年かけて調べる。
異常がない受精卵を選んで子宮に戻す着床前検査をめぐっては、異常を持つ子供が生まれる可能性が排除されるため「命の選別」につながるとの批判がある。苛原(いらはら)稔常務理事は「医学的に価値ある治療となれば、倫理的な問題についても検討していく」と述べた。
臨床研究は流産を2回以上繰り返す女性と3回以上体外受精に不成功の女性が対象。受精卵の染色体異常を調べ、子宮に戻すのに適切かどうかふるい分ける。検査費用は原則として患者負担。300例検査し、検査しない300例より出産率が向上するか検証する。研究に参加する施設などは今後、決める。
学会は特定部位の異常を調べる「着床前診断」は認めているが、流産を防ぐ目的で行う「着床前検査」は認めていない。今回は指針は変えず、臨床研究として有効性を検討する。
本臨床検査に選ばれた方は、診断の受診を断ることも可能だとのことです。
臨床研究の開始は来年度。期間は3年間。
私たちが結果を知る事ができるまでには、もう少し時間がかかりそうです。