冬の妊活―冷えとの戦い

寒い日が続いていますね。
刺すように冷たい空気も、この週末の東京のように抜けるような青空の下にいると、身が引き締まるような気持ちの良さが感じられるから不思議です。

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さて、冬になると手足の冷えに悩まれる方も多いのではないでしょうか。

決して冷え性ではない私なども、冬場は足先が氷のように冷たくなり、中々温まりません。
冷えは血流を阻害します。
血流が阻害されると、栄養素やホルモンの運搬に支障があり、例えば子宮内膜の肥厚を妨げます。
妊娠を望まれる方は放っておけません。

例えば、足が冷えてしょうがない。そんな時、皆さんはどのような対策をとっておられますか?

靴下の重ね履き?
手ですりすりする?
暖かいお湯に浸ける?

それらは皆、一時しのぎにすぎません。

悪くすると、外からの防寒に体が頼ってしまい、逆に症状の悪化を招く場合もあるのです。
とはいえ、心地よい生活の為には一時であっても不快な症状をしのぐことは非常に重要ですから、それはそれで、そのような理解で実施するのは悪い事ではありません。

けれど本来は、血の巡りが活発になり、体自体が熱を作り出せるようになる事が重要です。
人間の体で最も熱を作り出せるのは、筋肉です。
筋肉を付けていくことが、冷え性に対する根本対策になっていくという事になります。

冷え性への対処として軽い運動が推奨されている事が多いのですが、これは近視眼的には今現在、血の巡りを良くし、暖かい血液を全身に巡らせる冷え対策と言えますし、長期で見れば筋肉付け、体の内側からの発熱を促す、一石二鳥の対策なのです。

「ああ、運動、してないなぁ。でも、何するの?走るの?」などと、難しく考える必要はありません。

私のお勧めは、テレビを見ながらの下半身中心運動です。

・片足ずつ、足首をグルグル回す。手で回したりせず、出来る限り大きく回す
・両足で立、背伸び→戻る→つま先上げ を繰り返す
・足を肩幅に開き、上下にスクワット(膝がつま先かで無いように)※難しく考える必要はありませんが、膝への負担は考慮し、大腿部を意識して実施

足先は心臓から最も遠いいため、そこに到達するまでに血液は冷えてしまいます。また、体内の温度を保つため、血管は収縮し、熱を溜めこもうとします。そこでまず、末端を物理的にグルグルしたり、あっちこっちと動かして無理やりにでも血管を緩めさせます。
その一方、大体筋は体の中で、最も大きい筋肉ですから、ここが鍛えられると大きな発熱効果が期待できますので、継続的にスクワットを行って行きます。

どれも皆さん自身が飽きない程度の気軽さで、しかし継続してみましょう。
一日一回実践したら、「今日もやったー!」という事で、その後は一時しのぎのヌクヌク環境に逃げ込むのも良いでしょう。

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