不妊治療に伴う必要な検査って?
こんにちは!
今日も強い雨が降っています。みなさんは大丈夫でしょうか。
さて今日は、不妊治療にともなう検査についてお話したいと思います。
専門用語が多く、病院では何をされるのだろうとご不安な方も多くいらしゃると思います。今回は検査項目をご紹介させて頂きます。不妊症の原因は患者様によって様々で、クリニック等では治療の前に不妊の原因を突き止めるための検査があります。
まず初診で女性側に行われる事はどのようなものがあるのでしょうか?
<不妊症内診>
膣鏡を膣の中に入れ、子宮頸部や子宮の出口を観察します。また子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症の検査のため、触診にてお腹と腟の両方から子宮や卵巣を調べます。
<不妊症超音波検査>
子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜ポリープ、多嚢胞性卵巣を調べるために、経膣式の超音波検査をします。これにより子宮や卵巣の位置や大きさ、構造を観察します。
また、不妊治療は女性だけの問題ではありませんので、男性側の検査も今後の治療にとって大切なものになります。
<問診・尿検査>
過去の病歴や異常の有無を聞かれます。尿検査では糖、たんぱく、白血球、赤血球数を調べます。
<精液検査>
精液検査では、精液の量、精子濃度(1ml中の精子の数)、運動率、奇形率、白血球数を調べます。この検査を数回行って結果が悪い場合には、泌尿器科で異常の原因を調べる検査を行います。
上記の内容は患者様の状態と医師の判断によって変更されることがあります。
医療機関を受診される前に、ご自身で情報を集めておくことも適切な検査を受ける上で大切なことですね。不妊症の検査(スクリーニング)の一部は保険適用されるので、医療機関に問合せの上、リラックスして受診をお勧めします。