卵巣過剰刺激症候群になりづらい?
こんにちは。毎日蒸し暑い日が続いております。
朝から元気よく蝉が鳴いていましたが、ミンミン蝉からつくつくぼうしに変わり、秋も近いのでは?と願うばかりです。
さて以前にもお話ししております「卵巣過剰刺激症候群=OHSS]。
今回はこちらの危険を回避するといわれるIVM-IVF(未熟卵子体外培養体外受精)についてお話しします。
IVM(in vitro maturation)をわかりやすくご説明すると、
卵巣から未熟な配偶子を採取し、培養液(体外)の中で24~48時間程培養し、成熟させる方法です。
IVM-IVFはこちらの方法で体外受精を行いますので、自然周期で成熟前の卵を採取し、
体外で成熟+受精+胚移植となります。
日本では2000年に臨床応用に踏み切り、現在も研究、応用段階ではありますが
卵巣過剰刺激症候群になりやすい方にとっては、IVM-IVFによって身体への負担が軽減されます。
卵巣過剰刺激症候群を恐れず、体外受精に臨めるよう、研究・応用がもっともっと進むと良いですね。