イタリアより-禁止解除後初の卵子提供による妊娠が判明!
こんにちは。
蝉がにぎやかになり、夏も本番ですね。
7月22日、イタリアである妊娠がニュースになりました。
今年6月中旬に卵子提供の禁止が解除されたイタリアで、解除後初となる卵子提供による妊娠が判明したのです。
この嬉しいニュースにLuca Coscioni Associationという生殖医療の研究を進めるグループは「最高の感動を覚えた瞬間だった」とコメントしています。
これは、今年の4月、ベルルスコーニ首相時代の2004年に制定された生殖医療を厳しく制限する法律は、家族を持つ権利に違反しているとの司法判断が下されたことに基づいた禁止解除です。
今年6月、卵子提供と精子提供による体外受精が認められることになりました。
Luca Coscioni Association にはその後、続々と妊娠が報告されているようです。
EU諸国は概して米国に比較すると、生殖医療に対しては保守的です。
中でもイタリアは、ローマカトリック教会の総本山バチカン市国が首都ローマ内にあるという地勢と、国民の多くがカトリック教徒であることから、生殖医療に対しては厳しい態度をとってきました。
高度生殖医療を巡る議論では、得てしてそれが「自然か自然ではないか」という議論になる事が多いように思いますが、「家族を持つ権利」に関連するだ発想はなんだか素敵ですね。