母親の年齢と言語発達の関連性
こんにちは!
春はもうすぐそこまで来ていますが、まだまだ厚手のコートが手放せない寒さが続いていますね。
今日は『高齢出産のメリット』についてお話します。
高齢出産は若いうちの出産に比べ、妊産婦や胎児へのリスクが増えることがよく知られています。
流産や早産、死産の確率が高くなるほか、妊娠高血圧症などのリスクも上昇します。
その一方で、欧米では、母親の年齢が高いことが子供の健康に望ましい影響を与える可能性があることがわかりました。
対象は、生後9カ月から5歳児までの8万人近い子供たちで、出産時の母親の年齢は13~57歳の生殖医療を利用した出産も含まれています。
子供の状態については、過去1年間に治療を要する外傷や入院があったかどうかなどを親に尋ねたほか、言語の発達具合を共通の指標を用いて調べました。
その結果、外傷、入院とも、母親の出産時年齢が高い方がリスクが低くなる傾向が見られたのです。
例えば、9カ月児の外傷リスクは、母親が出産時20歳だと9.5%ですが、40歳は6.1%。
5歳児の場合はそれぞれ29.1%、24.9%と、母親が40歳の方がリスクが低いことがわかりました。
言語の発達も、母親の年齢が高い方が評価点数が良いこともわかりました。
出産年齢の上昇は多くの先進国に共通する現象で、日本でも近年は1年間に生まれる赤ちゃんの4人に1人は母親が35歳以上となっています。
高齢出産をした方は女性として、社会人としての経験値を子供の教育にも活かしている方が多いのではないかと感じました。