「新型出生前診断」と「着床前診断」の違い

こんにちは。
2月はバレンタインデーの季節、あちこちできれいなチョコが売られていて、ついほしくなってしまいますね。
皆さんはチョコ、買われましたか?

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さて、妊婦の血液から胎児の疾患の有無を判定する新型出生前診断、日本でも希望する方は増えていますが、こんなニュースがありました。

新型出生前診断、染色体異常の2割見落とし 米研究


母親の血液を調べて胎児にダウン症などの染色体異常があるかどうかを判定する「新型出生前診断」は、羊水検査などの確定診断で判明する異常のうち約2割を見逃すことが、米カリフォルニア大サンフランシスコ校などの研究でわかった。米国で開かれる母体胎児医学会で、6日に発表される。

同大学のチームは、2009~12年にカリフォルニア州で新型などの出生前診断を受けた約130万人のうち、染色体異常の疑いがあると判定され、最終的に異常が確定した約3千人を分析した。その結果、新型出生前診断で見つけられる異常は83%にとどまり、羊水検査などの確定診断でないと見つけられない異常が17%を占めることがわかった。

新型出生前診断は、通常2本ある染色体のうち、13番、18番、21番目の染色体が3本あるかどうかや、性染色体の数の異常を見つけることができる。しかし、確定診断に使うことはできない。一方、羊水検査には0・3%の確率で流産するリスクがある。

研究チームは「出生前診断を希望する人は、こうしたデータを把握した上で検査の方法を選択すべきだ」としている。(岡崎明子)

「新型出生前診断」と「着床前診断」の違い

新型出生前診断は、あくまで妊娠した後に行う検査ですが、「13番、18番、21番目の染色体が3本あるかどうかや、性染色体の数の異常」の検査は、妊娠する前、つまり受精卵の段階で行うことができます。
これは「着床前診断」と呼ばれ、体外受精で作製された受精卵に対して行うものです。
着床前診断の技術を用いて受精卵の段階で検査を行うことで、事前に染色体異常を持つ受精卵を把握することができるため、妊娠後に異常が検知されるより、母体の身体的・精神的負担を軽減することができます。

弊社では、卵子提供プログラムに加え、ハワイ、タイでの着床前診断もご提供しています。
着床前診断について検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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