血液循環と女性ホルモン
おはようございます。
きょう16日朝も強い寒気の影響で、全国各地で厳しい冷え込みとなっていたようですね。
東京都心では午前5時前に気温が-0.2℃まで下がり、今シーズン初めての「冬日」となったようです。
日中もこの寒さは続くようなので、万全な寒さ対策が必要ですね。
さて、今回はこの寒い季節、多くの女性を悩ます冷えとむくみについてお話をしたいと思います。
冷えとむくみには、血液循環と女性ホルモンが関係しています。
冷えは血行不良が主な原因で、女性ホルモンの分泌量の変化により自立神経が乱れて、体温調節がうまくできなくなることで起こります。
思春期ではダイエットによるものが多く、更年期では女性ホルモンの分泌が低下することによって起こります。
むくみは座りっぱなしや立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢でいることが原因の一つといえます。
また、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンは水分を貯め込む性質がありますので、プロゲステロンの分泌が増える排卵後から月経前はむくみやすくなります。
冷え、むくみには血液循環をよくするビタミンEや人参製剤、漢方薬などが有効と言われています。
また、運動不足も身体の新陳代謝が低下して血液循環が悪くなることや、お風呂で湯船につかって身体を温め、リラックスすることを心がけましょう。
身体が冷えやすい方は身体を冷やす食べ物、飲み物を取らないことが、お風呂で湯船につかり身体を温め、リラックスすることなどを心がけましょう。
むくみやすい方は足を少したかくして血行循環をよくしたり、湯船につかり足先、かた、心臓へ向かってマッサージをすると効果があります。
食事では塩分やアルコールを控えめにしましょう。
寒い季節はどうしても血流の循環が悪くなり冷え、むくみがちになります。
血流の循環が悪くなれば、当然のごとく生殖器官の働きが低下し、その結果、妊娠しづらくなることもあります。
また、子宮や卵巣は全ての臓器の末端に位置するために血流が悪くなると、その影響を最も受けやすいという宿命にあります。
身体の末端に位置する手足の先端が冷えやすいのと同じことです。
さらに、卵巣の血流量が多いほど、卵胞の発育や排卵誘発剤の効き目がよくなるといわれ、子宮の血流量が多いほど、着床環境がよくなるともいわれています。
冷えやむくみ対策は、血液循環を良くし、妊娠しやすい体作りにも繋がります。
適度な運動や身体を温める食事に心がけ、寒い季節を乗り越えていきましょうね。