内服型の排卵誘発剤の効果と副作用
おはようございます。
今日10月30日は、「卵かけごはんの日」なんだそうです、ご存じでしたか?
最近は専門店もあるくらい、人気メニューですよね。
夕ご飯のメニューに迷ったら、「卵かけごはんの日」にちなんで、卵かけごはんにしてみてはいかがでしょうか?
さて、今日は、内服型の排卵誘発剤の効果と副作用についてお伝えしたいと思います。
排卵誘発剤とは、卵子が卵巣から排卵させるのを促進する薬で、月経不順や無月経、排卵障害が原因の不妊症の治療に使われます。
排卵が正常にある場合でも、人工授精や体外受精のときに、妊娠率を上げる目的でもよく使用され、大きく分けて内服型と注射型の2種類があります。
本日は排卵誘発剤の内服型の種類と気になる副作用についてのお話をしたいと思います。
●クロミッド
クロミッドはクロミフェンとも呼ばれ、脳化垂体を刺激し、FSHやLHの分泌を促すために有効な内服薬です。
月経の3~5日目から服用を開始し、5日間飲みます。
排卵を誘発するためでなく、黄体機能をよくする目的や、卵子の数を増やす目的など、さまざまな使われ方があり、経口剤としては世界的にもスタンダードな薬です。
日本でもよく使われていますので、使用したことがある方も多いのではないしょうか?
注射に比べると体への負担はほとんどありませんが、人によっては目がチカチカしたり、ごくまれに頭痛を起こす場合があります。
また、頸管粘液が減少したり、子宮内膜が薄くなるなどの副作用がでることや、卵巣からでるエストロゲンの採用を抑えるため、更年期に似た症状が出ることもあります。
●セキソビット
セキソビットは卵巣を刺激する性腺刺激ホルモン(ゴナドトロビン)の分泌が十文でない場合には有効な薬で、FSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌を促し、卵胞発育を助けます。
月経の5日目から服用を開始し、5~7日間飲み続ける事で誘発します。
セキソビットはおだやかに排卵を促すため、体への負担や過剰刺激などもほとんど起こらないと言われています。
排卵誘発剤の中では最も弱く副作用も少ない薬として知られています。
また、月に数日間、服用するだけなので、毎日病院に通う必要もありません。
排卵誘発剤は不妊症治療にとってきわめて有効度の高い薬剤です。
しかし、副作用が生じる事もあるので、その有効性と副作用を十分に理解したうえで、治療を受けることが大切です。