昭和大小児科で日本初「母乳バンク」の取り組み
おはようございます。
台風が去って、今日は気持ちの良い秋晴れです。
雨の後は急に気温が下がって、日に日に秋の深まりを感じます。
そろそろ冬支度が必要なシーズンですね。
今日は、こんな昭和大に誕生した「母乳バンク」のニュースを。
日本初「母乳バンク」誕生 昭和大、低出生体重児に対応
【岡崎明子】病気や早産で母乳が出ない母親に代わり、別の女性の母乳を提供する日本初の「母乳バンク」が、昭和大小児科(東京)に誕生した。小さく生まれた赤ちゃんは、免疫の働きが不十分で、様々な病気のリスクを避けるには母乳が効果的だ。高齢出産や不妊治療による多胎などで、小さい赤ちゃんの割合は増えており、5年以内にNPO法人化して普及を目指す。
学内の倫理委員会の承認を得て、スタートした。
同大小児科の水野克己准教授によると、早産では、赤ちゃんが2500グラム未満の低出生体重児になるだけでなく、母親も母乳を出す準備ができていないことがある。早産で小さく生まれた赤ちゃんは体の働きが未熟で、腸に穴があく壊死(えし)性腸炎や未熟児網膜症、慢性的な肺の病気などのリスクが上がる。母乳にはこれらのリスクを下げる成分が含まれているため、出産から2~3日以内に飲ませることが有効だ。粉ミルクでは、こうした効果は期待できず、赤ちゃんの腸に壊死などのトラブルが起きやすくなる心配もある。
母乳には、免疫グロブリンなどの感染防御因子が含まれており、人工乳では補えない成分があると考えられています。
余った母乳のシェアが効率よくできることで、低体重児へのケアにとても役立つのではないでしょうか。
母乳の出具合には個人差があるので、母乳が出にくいママが利用しやすいシステムになるとよいですね。