子宮体がん、高齢出産で発症率減少の可能性
こんにちは。
海外ではハロウィンムードが高まり、日本でも最近ハロウィングッズをよく見かけますね。
日本ではハロウィンの習慣はありませんが、ハロウィンで引っ張りだこのカボチャは、日本でもこの時期が旬ですね。
フカフカに蒸かしたカボチャは、それだけで甘みがあり美味しいです。
さて、問題視されることが多い高齢出産ですが、良い側面があると言われていることはご存知でしょうか。
今回は、なんと高齢出産により子宮体がんのリスクが下がるという記事をご紹介致します。
驚きの研究結果!高齢出産者は子宮体がんのリスクが下がると判明
出産適齢期といえば、20代~30代前半くらいが一般的な年齢ですよね。確かに、20代~30代前半くらいだと、子宮が活発に活動をするので、出産時期としては、身体に負担も少なく、出産適齢期と考えられています。
もちろん、それ以外の年齢で出産ができないわけではありませんが、35歳以降の出産は高齢出産と呼ばれ、母体にも胎児にも負担が大きいと言われます。しかし、高齢出産より、若いうちに出産を終えた人のほうが罹かりやすい病気があるのです。
■年齢とともに増える出産リスク
高齢出産は、赤ちゃんの障害や、母親の卵巣がんや乳がんなどの、リスクが高まると言われています。妊娠したとしても、流産の可能性も高く、妊娠中は糖尿病、腎臓病、高血圧などの合併症にもなりやすいことがわかっています。そして、無事出産しても、産後の回復が遅いこともあります。
■若年出産は乳児死亡率が高い
しかし、出産は若ければ若いほどよいということではありません。19歳以下の出産は若年出産と言われます。身体が未熟で、ホルモンバランスが整っていないため、赤ちゃんの成長が未熟で低体重で生まれたり、母体、特に子宮にも負担がかかってきます。出産できたとしても、1歳未満で亡くなってしまうことも多くあります。
■高齢出産者ほど子宮体がんのリスクが下がる?
南カリフォルニア大学ケック医学校の研究で、最後の子を30代、40代のときに出産すると、子宮体がんのリスクが下がるという研究結果が出ています。
最後の子を25歳までに出産した人と比べると、35~39歳で出産すると、子宮体がんのリスクが32%減少していました。さらに40歳以上で出産した人は、44%もリスクが減少していました。
■言語発達がよいのは高齢出産という結果も
なぜ子宮体がんのリスクが下がるのかはまだ解明されていませんが、出産することによって、がんの原因となる子宮の細胞を取り除くことができるかもしれないと言われています。他にも、高齢出産で生まれた赤ちゃんは、言語の発達がよく、またうっかりした怪我が少ないという研究結果も出ています。
いつの年齢で出産してもメリット、デメリットは両方あるでしょう。初産の全国平均は1975年には、25.7才でしたが、2011年には30.1歳と、段々と高齢出産に近づいています。
医学的には、出産適齢期として、25~35才前後の出産がすすめられていますが、体調面や経済面、精神面を踏まえ、第1子出産や最終出産などの年齢を、人生計画に入れて考えるとよいですね。
記事の中で言われているように、高齢出産には流産や妊娠中毒のリスクも伴いますが、どうやら子宮体がんの発症率を抑えるという良い側面がある可能性もあるようですね。
いずれにしても、女性にとって妊娠・出産の時期はとても大切で、体の年齢が大きく関係してくるのは事実です。
手遅れになってしまうまえに、ある程度計画的に小作りの時期を考えるほうがいいのではないでしょうか。