教育現場に広がる「妊活」授業

こんにちは。
台風が低気圧に変わり、特に関東や東北エリアでは強い風に見舞われる所が多かったようですね。
風や雨の強い日は交通機関に乱れが生じやすいので、どこかへ出発前にはネット等でダイヤの乱れをチェックすると心配が減るのではないでしょうか。

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さて、最近卵子の老化などがメディアで多く取り上げられるようになり、教育現場へもその影響が反映されています。
教育現場で始まっている「妊活」授業に関する興味深い記事がありましたので、ご紹介致します。

広がる「妊活」授業 妊娠・出産正しい知識を

妊娠・出産の知識を身につけ将来に備える「妊(にん)活(かつ)」をテーマにした授業が教育現場に広がっている。晩婚・晩産化が進む中、高齢出産のリスクなどを啓発し、人生設計に役立ててもらうのが狙いだ。加齢に伴い妊娠しづらくなる「卵子の老化」は、これまで学校で十分に教育されてこなかった。政府が知識の普及を目指し、10代前半の女性などを対象に配布を検討した「女性手帳」は、批判が相次ぎ見送られたが、不妊治療経験者は「女性も男性も、悔いのない人生を送るために正しい知識を身につけて」と訴える。

●学生らが企画

「卵子は加齢とともに減っていくもの。不妊治療は万能ではなく、みんなが妊娠できるわけではない」

5月下旬、学園祭でにぎわう東京大学(東京都文京区)の一教室で、国立成育医療研究センター不妊診療科の斉藤英和医長が女子学生ら約100人を前に熱弁をふるった。

不妊の増加が社会問題化する中、医学的な妊娠適齢期があることを伝えようと、東大大学院医学系研究科の学生らが企画した。

斉藤医長は卵子をめぐる厳しい現実を、次々と紹介していった。

「卵子の数は個人差が大きい。20代でほとんどない人もいる」

「友人が高齢で産めたからといって、自分が産めるとは限らない」

上記の講演には、男性の参加者も多く、男性不妊についての説明もあったそうです。
こうして、特に、若い世代に妊娠・出産についての正しい知識が広がっていくことは、将来不妊で悩む方々の割合が減る第一歩ですね。
また、高校生向けの授業も行われているようです。

●高校生向けも

高校生向けの妊活授業もある。山形県は今年度から、県内4つの高校で「ライフデザインセミナー」を開催。総合学習の時間に講師を招き、避妊や性感染症予防が主流だった従来の性教育ではカバーしきれなかった妊娠の知識を伝える。

第1回目は8月28日、県立米沢商業高校で開かれた。少子化ジャーナリストの白河桃子氏が晩婚・晩産化の現状や将来設計の重要性を講義した後、生徒同士が実際に人生設計に取り組むワークショップが開かれた。

文科省によると、高校の保健体育の教科書は学習指導要領の改定を受けて今春から刷新。不妊などの記述が増えたが、授業で扱われるのは来年度からで、山形県の取り組みは先駆的といえそうだ。

これまで、高校や大学の授業で、女性が生まれながらに持つ卵子の数や卵子の老化について詳しく言及されることはあまりありませんでした。
近い将来、そういった知識を学校の授業で学ぶのが当たり前となる時代が来るのではないでしょうか。

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