早発閉経でも妊娠は可能

こんにちは。
台風が日本列島に近づいている影響で、雨模様な地域が多いですね。
涼しくなってきていますし、雨に濡れると体が冷えるのが早いので、タオルでしっかり拭くようにしましょう。

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さて、弊社のクライアント様の中には、早発閉経の方もいらっしゃいます。
排卵がなくなったからといって、妊娠が不可能になるというわけではないのです。
子宮の状態さえ良ければ、受精卵を人工的に体内に戻すことで妊娠することができます。

早発閉経の患者に原子卵胞を成熟させ、顕微授精で受精卵を作り、妊娠・出産まで成功させたケースをご紹介致します。

出産:早発閉経で初 卵子のもと成熟させ体外受精

妊娠が難しい「早発閉経」の患者から卵巣を摘出し、その中の卵子のもとになる細胞を卵子に成熟させる方法で、日本人患者1人が世界で初めて出産したと、聖マリアンナ医大など日米のチームが30日付の米科学アカデミー紀要で発表した。臨床研究として実施した。早発閉経患者の妊娠への道を開く治療法として注目される。

研究で用いた卵子のもとになる細胞は「原始卵胞」。女性の卵巣には、思春期に約50万個の原始卵胞があり、毎月成熟した1個が排卵される。閉経時は数千個に減る。早発閉経は、卵巣機能の低下によって40歳未満で排卵が止まり、月経がなくなる病気で、女性の約1%が発症し、国内の患者数は推計10万人に上る。

聖マリアンナ医大の河村和弘准教授(産婦人科学)らのチームは、20代後半~40代前半の早発閉経患者27人の卵巣を腹腔鏡(ふくくうきょう)手術で取り出し、液体窒素(氷点下196度)で急速冷凍して保存。そのうち原始卵胞が残っていた13人について、解凍した卵巣の切片を2日間培養した。成熟前の原始卵胞は休眠状態にあり、チームは原始卵胞の目覚めを促す物質を加えた培養液を使った。

培養後、卵子の成熟に適した卵管付近に移植し、数週間~約1年後に5人から成熟した卵子を採取できた。体外受精の一つ、顕微授精で受精卵を作り、子宮へ戻した3人中2人が妊娠、うち1人が男児を出産した。出産した女性は29歳で卵巣を摘出、出産時は31歳だった。赤ちゃんや胎盤に異常は見つかっていない。【須田桃子】

上記の記事では患者自身の卵子が使用されていますが、それは運よく自己の原子卵胞を凍結保存していたからです。
中には、何らかの理由から自己卵子を凍結保存している方もいらっしゃるかと存じます。
ところが、不妊に悩む多くの方は、若くして閉経してしまう方も含め、自己卵子を凍結する機会がないままというケースが多いのが現実です。

弊社の卵子提供プログラムでは、20~30歳のドナーの方の卵子を提供して頂くことで、排卵できない方であっても、子宮の状態さえ良好であれば妊娠を期待することができます。
是非一度、弊社のお問い合わせフォームからご相談下さいませ。

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