不妊治療とカウフマン療法
こんにちは!
昨日は世界文化遺産に登録された富士山の山開きでしたね。
ニュースでも特集が組まれるほど注目された、登録後初の山開き。
観光登山客も例年の数倍に増える見込みと言われています。世界文化遺産効果は凄いですね!
さて、早くして月経が止まってしまったり、月経が著しく不順だったりすると、子宮にあまり良くない場合があります。
特に月経が無い時期が長いと、内膜が薄くなってしまったり、動きのない環境に子宮が縮小してしまうこともあるからです。
年齢が上がるにつれ月経が不順になったり止まりがちになる割合が上がりますが、若くして月経不順や無月経に悩む方もいらっしゃいます。
問題は、不妊治療において、子宮の状態が大変重要ということです。
受精卵が無事に着床して妊娠するには、ある程度の子宮内膜の厚みが必要です。ところが、月経不順や無月経の方の子宮内膜は、薄いことが多いです。あまり薄いと、受精卵が潜り込み着床することが難しくなります。
そこでよく治療の一つとして使われるのが、カウフマン療法です。
カウフマン療法とは、薬によりホルモンを補うことで、規則的な月経周期を起こすことができます。通常、2種類のホルモン剤を処方に従って継続服用することで、内服終了後に数日で消退出血が起きます。
ホルモン剤により通常通りの月経と同じような反応を子宮に起こさせることで、子宮内膜の厚みに変化を起こし、また子宮の縮小化も防ぐ効果が期待できます。
ただ、このカウフマン療法事態には排卵誘発作用はありません。
著しい月経不順や無月経の状態を長く続けると、子宮の状態もどんどん変化し、元の元気な状態に戻すまで時間が掛かってしまうケースもあります。カウフマン療法の場合、通常は約3か月~半年周期ほど服用を続け、子宮の状態の向上を目指します。
何事も早めの行動が重要。少しでも早く規則ある月経を起こすことで、子宮を元気な状態まで戻す時間が短くなるのではないでしょうか。