iPS細胞を用いた目の臨床研究を理研が認証
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弊社オフィスのある銀座では、クリスマスへ向けたイルミネーションがいたるところで見られますが、有楽町ロフト、銀座三越などの銀座・有楽町エリアの商業施設に、被災地復興への祈りを込めてクリエーターや美大生らがデザインしたオーナメントを飾り付けた「ユニセフ 祈りのビッグツリー」がお目見えしています。
銀座へお越しの際は、個性あふれるオーナメントを一度ご覧になってみては如何でしょうか?
さて、本日は、iPS細胞を用いた目の臨床研究を理研の倫理審査委員会が認証したニュースをご紹介いたします。
理化学研究所(理研)の倫理審査委員会は19日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の病気治療の臨床研究について、計画は適正として承認した。21日には共同研究機関の先端医療センター病院(神戸市)の倫理委でも審議が予定され、承認されれば年内にも厚生労働省の委員会に計画が申請される。国が承認すれば、iPS細胞を使った世界初の臨床応用が実現する見通し。
臨床研究は、理研発生・再生科学総合研究センター(同市)の高橋政代プロジェクトリーダーらが計画。高齢者に多い目の病気「加齢黄斑変性」のうち、網膜の裏側に余分な血管が生えて視力が落ちる「滲出型(しんしゅつがた)」の患者6人前後を対象としている。患者の皮膚細胞から作製したiPS細胞を、網膜の一部「網膜色素上皮細胞」に変化させ、シート状にして移植する。
理研の倫理委は、法律の専門家や臨床医ら9人で構成し、非公開で審査。倫理的観点や科学的な視点から議論したとみられる。iPS細胞は、移植後のがん化が最大の課題だが、目の細胞の組織はがんになりにくいとされる。今回の計画は「臨床研究の初期段階」と位置づけ、安全性の確認を主な目的にしている。