幹細胞で乳房再生が可能に!
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さて、今日は、乳がん患者の乳房再生の新しい技術に関するニュースです。
本人の幹細胞で乳房再生…鳥取大
鳥取大病院(米子市)は24日、乳がんで切除した乳房を本人の幹細胞を使って再生させる手術の臨床研究を始めると発表した。九州中央病院(福岡市)などで同様の臨床例はあるが、厚生労働省の「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」に基づく臨床開始は全国で初めてという。
鳥取大病院によると、乳がんで乳房温存手術(部分切除)を受けた患者が対象で、本人の腹部などから採取した皮下脂肪の一部を遠心分離器にかけて、幹細胞を抽出し、脂肪細胞と一緒に切除した部分へ注入する。
幹細胞は特定の細胞に変化したり、自分をコピーしたりできる機能を持ち、患者本人の細胞を使うために拒絶反応が起こらず、血管の再生も促されて、注入した脂肪の形を維持できるという。
同病院は、高度医療への取り組みの一つとして2011年に厚労省へ申請。同年10月に承認を受けた後、臨床を開始する態勢を整えていた。
中山敏・形成外科長(48)は「デリケートな患者の願望をかなえられるように、手術の安全性、確実性をしっかりと確認していきたい」と話していた。
手術は5時間前後。1年間で5件を実施したい考えで、臨床開始に関する情報を25日からホームページに掲載する。問い合わせは、平日の午前9時~午後3時に同病院の次世代高度医療推進センター準備室(0859・38・6745)へ。
女性にとって、乳房の切除は、身体的なダメージだけでなく、精神的にもショックが大きいものです。
幹細胞による新しい技術がどんどんこのような治療に応用されて、実用化に向けて研究が進むことが期待されますね!