トマトジュースが男性不妊を改善?!
おはようございます!
皆さん、お正月はゆっくり過ごされましたか?
私は2日、3日と箱根駅伝に釘づけで、テレビの前で盛り上がっておりました。
練習の成果を出せたチームも、力を出せなかったチームもあったことと思います。
思ったような成果を発揮できず、中継地点でタスキを渡して倒れ込む選手に、チームメイトが労いの言葉を優しくかけるシーンがいくつも見られました。
例え順位は低くとも、お互い励ましあってゴールをめざした仲間というのは、一生の財産でしょう。
テレビの前で、今年もたくさん感動を貰いました。
さて、今日は、男性不妊の方にぜひ参考にしてほしいニュースをお伝えします。
カゴメ、トマトジュースの継続的な摂取が男性不妊患者の精子の運動率などを改善することを確認
カゴメと国際医療福祉大学病院リプロダクションセンター 岩本晃明先生は、トマトジュースの継続的な摂取が男性不妊患者の精子の運動率や精液中の白血球数(炎症の度合いを示す指標)を改善することを確認した。トマトジュースを飲むことで男性不妊の予防や改善が期待される。
近年、日本においても少子化や出生率の低下が深刻な問題となっている。不妊症患者の増加もその一因であると考えられるが、そのうち50%は男性側に原因があり特に精子の運動率の低下は受精率の低下に関与するという。同研究ではトマトジュースを継続的に摂取することが、男性不妊患者の精子の状態にどのような影響を与えるか評価したとのこと。その結果、トマトジュースには精子運動率の改善効果あるいは精液中白血球数の低下すなわち抗炎症作用などがあることを確認したという。男性不妊症に対して、薬物ではない飲料であるトマトジュースが受精率向上の一助となる可能性があると考えられる。
不妊症の患者数は年々増加し続けており、そのうち50%が男性側に原因があるといわれている。男性不妊の原因のひとつとして、精子の状態が通常でないこと(精子の運動率の低下、精子の濃度が低い、など)があげられている。また、精子に悪影響を与える因子のひとつとして、生体内、特に精巣などの精子に関係する臓器での活性酸素が指摘されている。そのため、男性不妊に対してはビタミンEなどの抗酸化剤が用いられる場合もあり、症状の緩和や悪化抑制に有効であることも知られている。
トマトの赤色の色素であるリコピンは、優れた活性酸素消去能力を有しているとのこと。さらに、リコピンは様々な臓器に蓄積されるが、特に精巣中に高い濃度で存在することが報告されているという。そこで、リコピンを含むトマト加工品の摂取、特に手軽に飲用できるトマトジュースなどを継続的に摂取することで、精子に何らかのよい効果をもたらす可能性があると考えたとのこと。
まず、継続的なトマトジュースの摂取が男性不妊患者の精子の状態に与える影響を明らかにすることを目的として試験を行った。被験者は、国際医療福祉大学病院に通院する、1年以上の不妊歴を持ち、精子濃度もしくは精子運動率がWHOの精液診断基準値(WHOの精液診断基準値:精子濃度 20×106個/mL 以上・精子運動率 50%以上)を下回った20歳以上、45歳以下の男性44人を試験の対象とした。
なお、同研究内容は第56回日本生殖医学会(2011年12月8、9日 パシフィコ横浜)で発表する。
不妊の原因は様々ですが、男性側に原因があることも、決して少なくありません。
トマトに含まれるリコピンには強い抗酸化作用があり、この働きにより生活習慣病予防作用や老化抑制作用が期待できるとも考えられています。
トマトジュースを飲み続けることで、男性不妊のみならず、健康維持にも効果がありそうですね!