代理出産の誤解

こんにちは!
皆さんは三連休は楽しまれましたか?
すっかり秋らしい季節になりましたねー。
秋の行楽を楽しまれて、今日は遊び疲れの方も多いのではないでしょうか。

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さて、今日は、代理出産に関する誤解について、お話ししようと思います。
弊社は、代理出産・卵子提供を中心に、海外での不妊治療をご提供しているエージェンシーですが、代理出産に関してのお問合せの中には、代理出産を誤解されているケースが少なくありません。

多いのは、「日本で長年不妊治療を受けてきたが、どうしても妊娠できないので代理出産を希望する」というケースです。
日本で不妊治療を受けてこられたという治療歴がある場合、患者は体外受精を受けられる、と医師に判断されている、ということです。
体外受精を受けられる、ということは、その方の子宮が胚移植を受けられる状態である、ということを意味します。

代理出産は、ご自身の子宮で妊娠・出産ができない場合、自身の卵子を採取し、配偶者の精子とで体外受精を行い、その後第三者の子宮に移植を行って、文字通り第三者の子宮を借り(「借り腹」などという言い方もあります)、自分の代わりに出産をしてもらうという治療法です。
卵巣は機能しており排卵はあるが、子宮側あるいはその他の臓器の問題で、自身での妊娠ができないケースがこれに該当します。
具体的には、子宮がんなどによる子宮摘出、ロキタンスキー症候群、その他疾患などによる妊娠継続不可などのケースがあります。
弊社では、このようなご病気などの理由により、子宮に問題があり、身体的にどうしてもご自身での妊娠ができない場合に限って、代理出産をご案内しております。

従って、上記のようなケース(長年の不妊治療にもかかわらず妊娠できない)は、代理出産には該当しません。
ほとんどの場合、「体外受精による不妊治療を受けてきたが、妊娠に至らない」というケースは、子宮の問題ではなく、卵子の劣化が原因です。
もし妊娠に至らない原因が、加齢などによる卵巣機能の低下にあるとすれば、仮にご自身の卵子での代理出産を試みることができたとしても、結果はご自身で胚移植を受けた場合と同じものになることが予想されます。
このような治療歴の方の場合は、お子様を持つために有効なのは、卵子提供です。

代理出産は、「妊娠できない人が誰でも子どもを持てる魔法のような方法」と考えている方が少なくありません。
しかし、子宮には問題がないが卵子の劣化が原因で妊娠に至らないケースに対しては、代理出産は解決策にはなりません。

弊社では、それぞれの方の治療歴、ご状況をまずはお伺いした上で、個々の方に適切なプログラムをご案内しております。
ご自身に有効な治療方法を見極めるためにも、海外での不妊治療をご検討の方は、お気軽に弊社までお問い合わせください!

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