増える「二人目不妊」、原因は?!
おはようございます!
先週の台風が通り過ぎたあとの東京は、涼しく過ごしやすい週末となりました。
猛暑でバテ気味の体を休めた方も多いのではないでしょうか?
さて、今日は「二人目不妊」についてお伝えします。
二人目不妊とは、二人目の子どもが授かれない、ということを指しますが、こういったケース、実は近年非常に増えています。
弊社がご提供している卵子提供に関するご相談でも、「二人目ができないので、卵子提供を検討している」という方はたくさんいらっしゃいます。
一人目は出産されているのに、二人目が授かれないのは、いったいどうしてでしょうか?
これは、多くの場合、年齢による卵巣の変化が引き起こす不妊です。
昔は、20代に結婚し、二人目くらいまで20代のうちに産むのが一般的でした。そのため、女性が最も妊娠に適している年齢に、二人目、三人目の出産が可能だったのです。
ところが、近年は晩婚化が進み、出産適齢期を過ぎてから結婚する女性が増えています。そのため、結婚してすぐに子づくりに取り組んでも、一人目の出産が済み、子育てが一段落して二人目を望んだときには、すでに卵巣機能が低下しており、妊娠しにくい状態になっているのです。
このような状態にならないようにするには、当ブログでも再三お伝えしているように、妊娠に適した年齢のうちに、子づくりを行うことが一番です。
とは言いながら、なかなか若いうちから出産期まで計算に入れて人生設計をする女性は少数派です。
もし、晩婚で、一人目の子育てが終わるころには卵巣機能が心配、という方は、一人目の妊娠の前に、体外受精で受精卵を多く確保し、凍結しておくことをお勧めします。子宮は卵巣に比べ、年齢の影響を受けにくい臓器であると言われています。ということは、問題は多くの場合、受精卵の質の問題なのです。この問題は、少しでも早いうちに受精卵を作っておき、少しでも質のよい受精卵をとっておけば、妊娠の確率は上がります。
昔と違って、今は妊娠に関する技術も様々なものがあります。
妊娠・出産は時間の経過に影響されるものですから、それぞれのステージに合わせて、最善の方法をとれるよう、情報を知っておくことも大切ではないでしょうか。