体外受精での子宮外妊娠の確率は?!

こんにちは!
もうすぐ6月も終わり、そろそろ花火大会の季節ですが、今年は震災の影響で、花火大会を中止する自治体も増えているそうです。
節電により電車の増発を見込めない、といった事情があるということですが、さびしい限りです。
今年の夏は、花火大会に出かける代わりに家で花火をするのもいいかも知れませんね。

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さて、今日は、体外受精と子宮外妊娠の関係についてお送りします。
弊社がご提供している、卵子提供、代理出産も、体外受精の技術に支えられていますから、卵子提供や代理出産を検討されている方にも、無関係ではありません。

体外受精による妊娠においては、約5%が子宮外妊娠になります。大体全妊娠数の約1~2%が子宮外妊娠と言われていますから、体外受精での子宮外妊娠は、通常の妊娠よりも確率が上がると考えられます。

体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)の場合は、体外で受精した卵子(胚)が子宮内に移植されます。
つまり、体外受精や顕微授精の治療プロセスにおいては、卵管は使われないのですが、にも拘わらず、通常よりわずかに子宮外妊娠の確率が高くなるのです。
これは、胚が子宮に移植された後、着床するまでの間に卵管に運ばれるためだと考えられます。

では、子宮外妊娠の症状は、どのようなものでしょうか?
妊娠判定後数週間で、鋭い腹痛を感じる場合には、子宮外妊娠の可能性があります。
その時点までに受けた超音波検査で、子宮内に妊娠が成立していることが明らかになっている場合は、腹痛はほかの原因で起こっている可能性が高いでしょう。しかし体外受精で胚を2個以上移植している場合は、正常妊娠となった胚以外の胚が、子宮外妊娠になっている可能性もありますから、注意が必要です。
子宮外妊娠の主な症状には、下記のようなものが挙げられます。

・鋭い腹痛、わき腹の疼痛
・首と肩の疼痛
・痛みを伴う月経時のような出血

血液検査からも、子宮外で妊娠が起きている可能性を読みとることができます。
hCG濃度の上昇が正常な速度でない場合や、一定して高値の場合は、子宮外妊娠であるかどうか確認するために、超音波検査を受ける必要があります。

子宮外妊娠と診断されるか、またはこれに対する処置が施される前に、卵管が破裂することで出血が起こり、症状が悪化して次のような事態になる恐れもあります。

・腹部に生じる激痛と突然の疼痛
・脱力感、あるいは失神状態
・肩の疼痛

このような症状が出る前に、迅速に医師の判断を仰ぐ必要があります。
最近はエコーや、妊娠検査薬の精度の向上により、早期診断が可能になってきているようですので、少しでも異常を感じたら、信頼できるドクターに迷わず相談することです。

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