不妊治療の捉え方-日本と海外での違い

こんにちは!
そろそろひな祭りの季節です。弊社のオフィスがある銀座の街にも、ひな祭りのお菓子などがたくさん出ています。昔は雛あられしかなかったように思いますが、最近は趣向を凝らしたかわいいお菓子がたくさんあり、ついつい欲しくなってしまいますね。

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さて、先日のブログで、不妊治療を受けておられる方の孤立感について触れました。
弊社に来られる方々は、代理出産、卵子提供という新しい治療方法を試みる前に、日本での治療を検討してから弊社を訪れるケースがほとんどです。
そのような方々から話を聞けば聞くほど、不妊治療そのものの負担に加え、不妊治療に対する周囲の理解の無さに愕然とします。

不妊治療病院に行くことへの抵抗感、男性側の非協力・・・。
中には、実の親にも不妊治療を受けていることを伝えられない人もいます。
このような患者たちは、誰にも相談できず、一人で悩みを抱えて、時には精神的にバランスを崩される方もいます。
多くの場合、不妊治療は女性が主役であり、女性は自身が子どもを持てない事実に苦しみ、治療の結果に一喜一憂し、さらに誰にも悩みを相談できず、孤独な治療を続けています。
日本では、不妊治療は「日陰の治療」として扱われているのです。

弊社は、インドでの代理出産、韓国での卵子提供をご提供しているエージェンシーですが、卵子提供、代理出産という方法に関しても、周囲の理解が得られず、誰にも言えない方もおられます。

一方海外では、不妊治療に対する捉え方が日本とは大きく異なります。
弊社が代理出産を行っているインドの病院には、多くの欧米人も治療に訪れおりますが、彼らは待合室にいる他の国から来た患者にも気楽に話しかけ、とてもリラックスして治療を受けているように見えます。私たちもしばしば欧米からの患者さんと話す機会がありますが、夫婦でバケーションがてらインドに治療を受けにきた方なども多く、現地での観光や休暇としての時間も楽しみながら、治療を受けています。

日本の不妊治療病院では、誰も待合室で会話をする人などいないのが当たり前の光景なので、待合室で和気あいあいとおしゃべりをする欧米人の患者さんたちを見ると、どうして日本とこんなに違うのだろうか、と不思議な気持ちになります。

私たちは、不妊治療における患者の心理的な負担にも、サポートを行うことがとても重要だと考えています。
お子さんを授かることが治療の目的ですが、そこに至るまでの患者の気持ちを理解し、支えてくれる医師の存在が、不妊治療を行う上ではとても重要です。

弊社は、お子さんを授かるときまで、それぞれの方の気持ちの上での負担も減らせるように心がけています。
治療の上での孤立感、誰にも相談できない状況を、弊社のサポートで少しでも改善することもまた、弊社の役割のひとつであると考えています。

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