不妊の原因にもなる、子宮内膜症
おはようございます!
2月に入り、日中は春の気配を感じる日も増えてきましたが、今日は雪の予報も出ているようです。早く暖かくなってほしいものですねー。
さて今日は女性にとって大変身近な病気、子宮内膜症についてお伝えしたいと思います。先日も、私の知人が重度の子宮内膜症により子宮を全摘することになり、改めてこの病気が、女性にとって、とても辛い病気であり、また時には、女性の人生そのものも左右することがある病気であることを思い知りました。
子宮内膜症とは、子宮内膜が子宮外で増殖する疾患です。子宮内膜は、本来子宮の内腔に存在するものですが、それが本来あるべきでない場所に存在する状態が、子宮内膜症です。症状としては、月経痛、下腹部痛、腰痛、性交痛など があげられます。女性にとって辛い「痛み」を招く病気と言えるでしょう。症状により、投薬、手術によって治療を行います。子宮内膜症はまた、不妊の原因となることも知られています。
この子宮内膜症、若い女性は誰でも発症する可能性を持っています。しかし、妊娠と出産によって発症を食い止めることができるのです。近年の女性の非婚化・晩婚化に伴い、妊娠・出産の様態が大きく変化したことで、日本では子宮内膜症を発症する女性が増えています。
女性の身体は年齢と共に変化するものです。女性の生き方が多様化した今、どのような人生設計をするかはひとそれぞれですが、子供を持つことを希望される方は、年齢を重ねることによる身体の変化を念頭に置いて、タイミングをご検討されることをお勧めします。