精液検査ってどんなことを調べるの?
おはようございます!
7月最初の週末、いかが過ごされましたでしょうか?
私は毎年この季節はテレビでウィンブルドン観戦を楽しみにしているのですが、今年はワールドカップに気を取られているうちに、私が毎年応援している優勝候補のフェデラーが負けていたことを知り、大変ショックでした。ワールドカップも日本チームの戦いは終わりましたが、まだまだすばらしい戦いが続いています。どこが優勝するのか、楽しみですね!
さて、今日は精液検査について。
3~5日ほどの禁欲期間をおいて精液を調べる検査です。
精液量・精子濃度・運動率・正常精子形態率・精子生存率などを調べます。
WHOによる正常な精子の基準は、以下のとおりです。
●精液量 2ml以上精子濃度 1mlあたり2000万匹以上
●直進運動率 50%以上
●高速直進運動率 25%以上
●正常精子形態率 30%以上
●精子生存率 75%以上
●白血球数 1mlあたり100万ml以下
●PH 7.2~7.
精液の中に精子が全くいないと無精子症となります。
精液1ml中の精子の数が2000万匹以下だと乏精子症です。
精液中に正常な精子が30%未満しかいないと精子奇形症になりますが、この奇形精子は受精能力はありません。
きちんと運動できる精子が全体の50%未満しかいないと精子無力症になります。
精液検査で問題があったとしても、顕微授精によって妊娠することは十分可能です。
不妊治療の際、女性が主導で治療を受けられるご夫婦が大半ですが、ご夫婦で協力し、それぞれの症状に適した治療法を選択することが重要です。