精液検査とは
こんにちは!
今日は精液検査に関してです。
「不妊症」は女性に原因があるように思われることがあるのですが、男性に原因があることも半数近く(30~40%程度)もあるのです。妊娠は男性の精子と女性の卵子が1つになることでスタートするのですから、男性に不妊原因があったって何ら不思議なことではないのです。
精液検査とはその名の通り、男性の精子の状態を調べる検査です。精子は体外に射精されますので、女性と比べるとその検査は至ってシンプルで、肉体的な苦痛はほとんどありません。
精液検査には「一般精液検査」と呼ばれるものと、さらに詳しく調べる「特殊な精液検査」があります。一般精液検査では「精子濃度」「運動数」「精子奇形率」「白血球数」などを調べますが、これらについては以下の表を参考にしてください。
精液の採取の前に、禁欲期間を「3日~5日」を行う方が良いとされています。禁欲日数は精液採取の際に、訊かれます。
禁欲期間が短すぎると精液量が少なくなることがあります。また反対に長すぎると精子運動率の低下、あるいは精子濃度が高くなることがあります。
採取方法
病院から渡される精液採取用のプラスティック容器に精液を採取します。自宅で採取した精液を2~3時間以内を目標に病院にもって行きます。病院内に「採取室」があり、当日に男性が来院して精液検査をする施設もあります。(1時間以内に持参できなければ施設内の採取が望ましい)
精液は、マスターベーションによって全量を採取します。コンドームは精子の運動率に影響することがあるので使用を避けます。また性交の途中から採取する方法も、取りこぼしや雑菌を含んでしまうこと、あるいは女性の頸管粘液(おりもの)に抗体があり運動を低下させてしまうことがあります。
病院によっては、トイレで精液を採取しなければならない所もありますので、精液検査前に気になる方は採取室の確認をされた方が良いかもわかりません。